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03月06日-05号

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  1. 宇治市議会 1993-03-06
    03月06日-05号


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    最終取得日: 2021-09-28
    平成 5年  3月 定例会(1) 議事日程               議事日程(第5号)                               平成5年3月6日                               午前10時 開議第1.一般質問(2) 会議に付した事件   日程第1   日程追加 会議録署名議員の補充指名(3) 出席議員   議長     野上清一君   副議長    川口信博君   議員     向野憲一君      水谷 修君          池内光宏君      山本 正君          小牧直人君      庄司 洋君          川島恵美子君     久保田 勇君          前窪義由紀君     足立恭子君          浅見健二君      正木久雄君          加藤吉辰君      村田正治君          平岡久夫君      川原一行君          宮城日出年君     浅井厚徳君          地上一男君      野口一美君          小山勝利君      堤 武彦君          福井光雄君      秋月賢治君          佐藤京子君      野田 勇君          加地 勇君      吉田 明君(4) 欠席議員          西川善通君      菅野多美子君(5) 説明のため出席した者          市長         池本正夫君          助役         石井常夫君          助役         中野眞爾君          収入役        北條吉郎君          企画管理部長     曽谷政一君          企画管理部次長    原田和久君          総務部長       浦田和男君          総務部次長      猪熊和男君          市民部長       西田清一君          市民部次長      石川楢一君          生活環境部長     吉川博義君          生活環境部次長    矢野 悟君          清掃事務所長     高沢俊夫君          福祉部長       杉原正明君          福祉部次長      木村光長君          技監         下村昌弘君          指導検査室長     川端 修君          建設部長       忠田 環君          建設部次長      吉田和久君          都市整備部長     安井 宏君          都市整備部次長    堀井治樹君          下水道事務所長    村上好弘君          消防長        堀 喜代蔵君          消防本部次長     今井 修君          水道事業管理者    向井祥夫君          水道部次長      中谷維伸君          教育長        岩本昭造君          教育委員会教育次長  杉本敬一君          教育委員会参事    頼成綾子君          教育委員会参事    高田晃宏君(6) 事務局職員出席者          局長         大石多嘉四朗君          次長         細川芳郎君          庶務調査係長     兼田伸博君          議事係長       末滝健二君          主事         山田晴比古君          主事         稲垣浩一君          主事         栢木利和君(7) 速記者                     山口久子君                     斉藤美子君     午前10時11分 開議 ○議長(野上清一君) これより本日の会議を開きます。----------------------------------- △日程第1 一般質問議長(野上清一君) 昨日に引き続き一般質問を行います。質問は通告の順に発言を許します。山本正君。 ◆(山本正君) (登壇)民社党を代表して、平成5年3月定例議会での一般質問を行います。 池本市長は、平成4年12月6日、市民の大きな支援を受け市政初の4選市長として就任をされました。就任後初めてとなる平成5年度の予算として、一般会計425億6,294万円、特別会計を合わせた総額699億1,273万円という規模の当初予算が今議会に提案をされました。一般会計は4年度当初比5%増で、国の0.2%、地方財政計画の2.8%増を大きく上回る積極型予算の編成となっています。景気の低迷で市税収入の伸びが見込めず、経常経費をマイナス5パーセントシーリングに押さえ込みながら、財源を基金の繰り入れや市債の活用などに求め、池本市長の4期目の公約実現に向け、新規事業が40件、拡充事業が43件となり、全体として特色のある地域づくり推進型であり、初の4選市長としての意気込みを反映させた編成内容となっており、同時に我が党の予算要望はもちろんのこと、活力宇治に結集している各政党、無所属議員団、各団体がまとめた要望も反映しているものとなっています。21世紀を踏まえ、平成5年度組織機構の改革が提起され、しかも市長の施政方針の中で不断の行政改革の遂行が重要であると明言されています。このように、山積する諸課題に向け積極的に対応し、行政水準の一層の引き上げと18万市民の期待にこたえる予算編成を見るときに、この積極型予算について高く評価するものであります。 それでは、質問に入らせていただきます。 大きな1番、関西新空港開港に向けてのアクセスについて質問いたします。 我が国を取り巻く状況は地球的規模での次代の大きな転換点に差しかかっており、国際化、情報化、高度技術化などのうねりが押し寄せつつあります。一方、近畿圏では現在、関西文化学術研究都市、明石海峡大橋に加え、本日質問しようとする関西国際空港など大規模プロジェクトが推進され、新たな発展を図ろうとする機運が盛り上がっています。新しい近畿の創世計画すばるプラン)は、このような重要な時期に、21世紀の第1四半世紀2025年までの世界や我が国の社会、経済を展望し、近畿2府6県を対象地域として長期的かつグローバルな視点から「近畿は一つ」の理念のもとに、21世紀の近畿圏のあるべき姿を取りまとめたものであります。 この中で、近畿の創世計画の一つである関西国際空港は、我が国初めての24時間空港であり、国際化する我が国への、そして関西への玄関口となるこの空港は、いままでの空港になかった多くの夢を実現しました。国内線、国際線の乗り継ぎの簡便化、主要都市からのアクセス時間の短縮化など利便も多く、国際的な交流拠点としての役割が期待されています。建設工事は昭和62年1月に護岸工事に着手して以来6年を経過し、いよいよ平成6年夏ごろ開港目標となっております。 本市はお茶と観光の町であり、平等院、万福寺、宇治川の清流などに訪れる観光客も多くあります。今年度は源氏物語散策の道や観光関連施設の整備充実とあわせて、歴史街道構想との連携を図るとともに、宇治市植物公園の完成も大いに期待されており、歴史と文化を生かした観光宇治の名声も大いに高める施策の展開を、池本市長が先頭に立って積極的に推進されているところであります。将来の本市がさらに発展するためには、このたびの関西新空港に当たっては、本市から直接アクセスとしての鉄道や直接関西空港まで乗り入れが可能なバス路線への期待が大きいものとなっております。特にバス路線については、城陽市、久御山町など近隣市町と連携を図り、本市としての強力なリーダーシップでぜひとも実現すべきと考えますが、市長のお考えをお尋ねいたします。 大きな二つ目、近鉄伊勢田駅、小倉駅の問題について質問いたします。 道路機能の向上と安全で快適な交通を確保するため、近鉄伊勢田駅の地下駅舎化事業の概要が提案されました。駅前広場の整備と踏切の上での安全確保のため、平成4年度調査費が計上され、平成5年度には工事費として、近鉄を含めた総額7億8,800万円のうち宇治市負担額の本年度分7,000万円が提案されております。 そこで、以下の点についてお尋ねいたします。 (1) 本市の負担比率はどれぐらいであるのか。そしてその基準となるものは何であるのか。周辺駅での状況も踏まえ、明らかにしていただきたいと思います。 (2) 市民の要望には、地下駅舎化にあわせて踏切の拡幅、歩行者専用道路を含めて道路の改良もあり、近い将来にはぜひ改修すべきと思いますが、どのように考えているのか明らかにしていただきたいと思います。 (3) 東側改札口の常設化については、昭和55年9月定例会で東側改札口開設に関する請願が採択され、昭和58年12月26日に朝夕の臨時改札が実現しました。常設化については人員、機材、設備、場所のスペースなどの面から困難性があるとのことであり、平成2年6月5日には、近鉄京都線伊勢田駅下り電車下車者が線路を通って駅構外に出ることの防止を求める請願が出され、地域住民の安全を守り、利便を向上させるために、請願趣旨を踏まえ近鉄当局に強く働きかけていくとの意見が出され、採択されました。 近鉄との協議により、このたびの地下駅舎化が実現すれば解消する問題でありますが、工事も長期間にわたることを踏まえ、早期に請願趣旨を踏まえ東側改札口の常駐化を求めていくべきと思うが、近鉄との協議で前向きな回答が得られているのかどうか、明らかにしていただきたいと思います。 (4) 近鉄京都線においては、この伊勢田駅の地下駅舎化の実現により、残された課題は小倉駅の駅前広場と駅舎の改築であると思います。小倉駅周辺地区のまちづくりに向けて、近鉄小倉駅周辺地区整備基本計画策定調査結果の概要は既に明らかにされており、今後の取り組みが期待されているところであります。これら調査結果も踏まえ、近鉄との協議はされたのか、されたのであれば近鉄の考え方はどうなのか。あるいは協議されていないのなら、今後の見通しについてお尋ねいたします。 大きな3点、西宇治体育館の建設問題について質問いたします。 生涯スポ-ツの視点に立ち、すべての市民が体育・スポ-ツに親しみ、健康で充実した生活を送れる活力に満ちた本市のまちづくりを進めるため、市民のニーズを的確にとらえ、体育・スポ-ツのより一層の振興を図ることが重要な課題となっております。市長の公約であり、用地の問題から計画はずれ込んでいましたがようやく進展を見るところとなり、平成5年度には西宇治地域スポ-ツ、レクリエーションの拠点となる体育館の実現に向けて、基本構想の策定に取り組むこととなりました。 基本構想に当たり、次の点において質問をいたします。 (1) 西宇治体育館の建設年月はいつになるのか。 (2) 市民ニーズが高い弓道場の設置、障害者への対応、冷暖房の設置についてどのように考えているのか。 (3) 今年度には多目的広場の整備が実施されました。体育館の建設と同時に、広く市民が利用できるために多目的広場の改修として、ナイター設備、更衣室や雷対策を含めたダッグアウトを兼ねた事務所の設置などが要望されているが、どのように考えているのか、お尋ねいたします。 大きな4番、生涯学習センターの機能、運営について質問いたします。 生涯学習センターについては既に建設工事に入り、来春早々にはオープンできるよう準備に入っているところであります。生涯学習センターは、国際化、情報化、高齢化が進展する今日、生涯学習を進めるに当たっては、学校教育の充実、市民の学習機会の拡充、そして学校教育社会教育の連携強化の観点から、この施設では視聴覚機器コンピュータシステムLLシステムなど各種教育機器を設置し、多様な教職員研修、多種の専門的な教育相談、広範な教育資料の収集や実効のある教育研究のほか、設備の特性を生かした市民学習講座の開催や学習情報の提供を行うなど、ハード・ソフト両面にわたり整備する盛りだくさんの内容とされております。 また池本市長は生涯学習センターの建設に当たってのあいさつ文の中で、「21世紀に生き、あすの宇治市を担う子供たちの育成において教育の果たす役割は大きく、それだけに大きな期待が寄せられています。宇治市生涯学習センターが18万市民から親しまれる宇治市の教育のシンボルとなることを念願しています」と結ばれております。 以上のとおり、まさしく大きな命題に向かって教育関係者はもちろんのこと、市民全体が大きな関心と期待を寄せているところであります。その上に立って、次の点についてお尋ねいたします。 (1) 生涯学習センターの機能、運営面において、具体的にどのようにしていこうとされているのか、いまひとつ不透明であります。教育研究所の発足までは多くの検討がされていましたが、今日段階では検討内容も明らかにされていませんし、学校教育社会教育の整合性と運営についてどのようにしていくのか。さらに、教育相談においては平成3年度では143件であったのが、平成4年4月から平成5年1月の間で、登校拒否の159件を含めて268件と倍増の状況にあります。これら教育相談の方法、時間帯も含めてどう計画していくのか、論議が不足しているように思います。このように、一つ一つのパートを具体的に詰めていく必要性があるのにもかかわらず、今日段階では明らかにされておりません。早急に作業を進め、その経過を踏まえ、学校現場社会教育関係団体とのすりあわせ、そして組織体制、財政の詰め、さらに教育相談の先生の手だてなど作業を進め、生涯学習センターのオープンと同時に目的に沿い機能する必要があると思います。 以上の観点から、この進捗状況でよいのかどうかお尋ねいたします。 (2) 教職員の資質向上に向けた研修のあり方についてお尋ねいたします。 生涯学習センターへのステップとして、平成2年4月4日に教育研究所がオープンされました。それ以降、研究所の事業において数々の成果を上げていることは周知の事実であります。しかし、未だに教育研究所について素直に受けとめていない教職員がいると仄聞しております。さらに、研究所での成果を学校現場に生かすことを渋ったりする傾向も見られるように思います。また、京都府総合教育センターでの各種の教職員の研修に当たっては、本市からの実参加者の参加率を見てみると、A学校では平成2年度19.0%、平成3年度26.3%、B学校では平成2年度25.9%、平成3年度25.0%の実態にあり、一方高い学校で見ると、C学校では平成2年度90.5%、平成3年度70.6%、D学校では平成2年度77.3%、平成3年度78.3%の実参加率となっております。各種の教職員研修であり一律に比べることは難しいわけですが、2年間でこんなに差が出ることは問題であると言わざるを得ません。講座への参加者数はそこそことなっておりますが、実際には管理職を中心として何回も参加している実情もあるように思います。さらに、一度も総合教育センターに参加していない教職員もあるやに仄聞いたしております。 以上のような問題点を残したままで、果たして、生涯学習センターをオープンしても目的どおり進むのか疑問視する向きもあります。小・中学校は義務教育であり、機会均等の教育を受ける権利を有する児童・生徒について、このような実情を放置することは許されるべきではないと思います。生涯学習センターの発足に向けての大きな条件整備の一つであります。教育長のご見解をお伺いいたします。 大きな5番、複数教師の配置(チーム・ティーチング)について質問いたします。 今後の教職員配置のあり方については、教職員定数のあり方に関する調査研究協力者会議を平成4年4月10日に発足以来、調査研究が実施され、平成4年7月28日に中間まとめが出されました。本協力者会議においては、今後各学校において個に応じた多様な教育を実現し、児童・生徒と教職員との間に心の触れ合いや人間的なつながりを育てるための教職員定数のあり方はどのようなものかということを中心的な観点として、今後の教職員定数のあり方について検討されました。 その主なものとして、 (1) 新しい指導方法の推進に対応する教職員配置については、まず算数、数学、外国語など、特に児童・生徒の習熟の程度や興味、関心などの違いが生じやすい教科、学年についてその対応ができるようにすることが適当であるとし、個別指導、グループ指導、チーム・ティーチングなどに積極的に取り組む学校などの条件を十分踏まえ、教師の配置をできるように措置を講じるように求めたものであります。 (2) このほか、生徒指導上困難を伴う学校への配置、登校拒否児童・生徒が多数いる学校、帰国子女への対応など、教職員の配置をふやしていくべきとの考えが提起されたものであります。これを受けて、昨年の決算特別委員会において私のほうから、学校現場のニーズを把握し、教職員の配置に対処するように求めてきたものであります。本日はこの中からチーム・ティーチング複数担任制について平成5年度でどのようにしていくのか、お尋ねいたします。 大きな6番、不登校(登校拒否)の問題について質問いたします。 不登校・登校拒否の問題については、昨年の6月定例会の一般質問で取り上げましたが、それ以降の取り組みと平成5年度の事業を中心として質問いたします。個々の登校拒否のケースについてその原因、背景を分析すると、学校、家庭、地域、社会のさまざまな要因が複雑に絡みあっていることが多いとされています。具体的には、例えば学校生活に起因するものでは、児童・生徒が友人関係や教師との関係で悩んだり、学業不振などにより学習への興味や関心を失ったり、学校の指導方針や校則などになじめなかったりしている場合があるとされています。また家庭が、教育はすべて学校がしてくれると考えて子供のしつけなど家庭でなすべきことをも学校に任せようとするなど、学校に過剰な期待を寄せる傾向も見られ、地域の教育力の低下、学歴偏重など受験競争をあおる風潮などが、子供へのプレッシャーと学校や親に不安感を与えているなど複雑なものとなっています。このことから、登校拒否は特定の子供にしか見られない現象であるといった固定観念でとらえるのではなく、総合的な角度から問題を認識し、指導援助していくことが必要と考えられております。 また昨今の教育環境においては、昨年11月22日、豊中市の中学3年生が同学年の4人にいじめられ死亡するとの事件により、4人が傷害致死容疑で逮捕されたことが報道されました。さらにことし1月13日には山形県の中学校において、1年生の男子がクラブ活動中に上級生数人にいじめられ、体育用のマットに巻かれ死亡した痛ましい事件が相次いで発生しております。「いじめられた、先生わかって」、しかし「いじめっ子たちに先生は丸め込まれた」「いじめは見えにくい」。いじめられる側からは「訴えても先生はわかってくれない」との声が少なくない。京都では、いじめられて不登校になった女子中学生の体験集『私のいじめられ日記』が出版される。このようにいじめの件数は減少傾向だが、まだまだ見えないいじめもあるように思います。不登校の要因にも、友人関係をめぐる問題がきっかけとなった例も少なくない実態であります。 いずれにいたしましても、不登校の問題は複雑であり、総合的、積極的な対応が必要であり、今日の大きな教育課題と言えると思います。本市での不登校の対策は全国台の中でも決してひけをとるものではないと思いますが、これがベストというものがないだけに、今後ともより一層の強化をお願いしておき、次の点について質問いたします。 (1) 教育相談の件数とその内容はどうか。また、今後の相談活動の充実策はどのように考えているのか。 (2) 同じ悩みを持つ保護者会の組織化と研修状況はどうか。 (3) 平成5年度の主な施策について明らかにしていただきたい。 以上で第1回目の質問を終わります。ご清聴ありがとうございました。 ○議長(野上清一君) 池本市長。 ◎市長(池本正夫君) (登壇)山本議員さんのご質問にお答えを申し上げてまいります。 まずもって、ただいま提案をさせていただいておりまする予算案並びに私の施政方針に対しまして、一昨日来、私を支えていただいておりまする会派に続き、高いご理解と評価をいただきましたことは、私が四たび市政を担当をさせていただくに当たりまして、誠に心強い励ましとなるものでございます。行政の効率化を目指した行政改革を進めつつ、公約の実現を初め、ご要望いただきました諸事業の目標達成に向けまして、渾身の力を込めて全力を尽くしてまいりたいと存じます。ここに改めて、議会を初め各種団体並びに市民の皆様方の、ご理解とそしてご協力をお願いを申し上げる次第でございます。 それでは、幾つかのご質問をいただきました中で、関西国際空港開港を目前にいたしまして、本市としての交通アクセスの展望につきまして考え方を申し述べたいと思います。 関西国際空港は大阪の都市部から約50キロメートルの距離にありまして、我が国初の24時間開港の海上空港として、国内はもとより外国からも大きな関心と期待が寄せられておるところでもございます。その機能を十分発揮させるためには、近畿圏の各都市から鉄道、バス、旅客船等による空港への円滑なアクセスを確保することが求められているところでありまして、本市といたしましても、将来の空港へのアクセスの展望を開くことは極めて重要な意味を持つと判断をいたしております。 ご承知のように、鉄道アクセスといたしましては、JR京都駅から東海道線新大阪梅田貨物線阪和線を利用をいたしまして、日根野から空港へのルートが有望視をされているところでございます。これには京都駅で空港と同様の搭乗手続きがとれる、いわゆるCAT(シティ・エア・ターミナル)の設置などが予定をされておりまして、所要時間も90分程度と言われております。このルートはビジネスを中心とした利便性が主体とも言われておりまして、一方、JR奈良線の活性化という面から京都、宇治、奈良を経由して大和路線橿原から阪和線を経て日根野、空港へ直結するルートは、沿線を活性化する意味からも、JR奈良線複線化促進協議会の場におきましても要望をいたしてまいっておりますし、今後も強く働きかけていきたいと考えております。 次に、道路を利用してのバス乗り入れリムジンバス)問題につきましては、開港まで1年余となり、運輸局におきましても各バス会社との調整時期に入っているとも言われておりまして、本市といたしましても、京阪宇治交通を通じまして京阪グループの中で国際空港への乗り入れを図ってもらうべく、あらゆる機会を通じまして要望をいたしてまいっております。リムジンバス化につきましては、当面は現行道路を利用する中での乗り入れということになりまするが、このため本市を中心とした場合は、宇治、城陽、田辺、枚方、門真を経由して近畿自動車道から空港へのルートとなりまして、所要時間はこのルートの場合は2時間50分程度と相なるわけでございます。いずれにいたしましても、リムジン化につきましては各地域からの要望も高く、現在運輸当局において各府県間の調整という段階でもございます。また鉄道としてのJR線や南海電車の運行の、補完的時間帯としての要素が高いものとなることが予想をされるところでもございます。 議員ご質問にありました、関西国際空港への交通アクセスの確保につきましては、本市といたしましても本市を中核としての広域圏での交通面の利便性はもとより、国際空港と直結するリムジン化は、21世紀を展望をする中で本市に取りましても大変大きく観光面でも重要な意義を持つものといたしまして、今後も関係機関へ強く働きかけてまいる所存でございまするので、ご理解を賜りたいと存じます。 ご質問をいただきました中で、西宇治体育館の建設問題につきまして、今後の展望等につきましてお答えを申し上げたいと思います。山本議員さんの都市公園行政につきましてお答えを申し上げます。 まず西宇治体育館の建設でございますが、以前から申し上げてもおりまするように、西宇治公園を拡張いたしまして、黄檗公園体育館と同規模程度のものを建設をすることで考えておるところでございます。建設のスケジュールでございまするが、何と申し上げましても用地買収が大前提となりまして、現在鋭意努力をいたしておるところでもございます。そのめどが立てば、国、府とも十分協議調整を図りながら事業認可の事務等を並行して進める中で、平成5年度に基本構想の策定をいたしまして、3カ年事業として、でき得れば平成8年度を完成めどに取り組んでまいりたいと、このように考えております。そのためにも先ほど申し上げましたように、その大前提でありまする用地買収に一層の努力を傾注してまいりたいと考えておりまするので、この点ひとつ、ご理解を賜りたいと存じます。 ご質問の中で、体育館の冷暖房設備でございまするが、黄檗公園体育館と整合を図りまする中で、冷暖房を完備いたしました場合は、建設費のアップ、使用料金のアップ等ございまするので、今後取り組みを進める中で関係諸機関とも協議をいたしまして検討をいたしてまいりたいと考えております。 次に、弓道場につきましてのご質問でございまするが、以前より議員からも弓道場の設置についてご質問をいただき、現在、黄檗体育館のコミュニティアリーナを利用できるようにいたしておりまするが、防護等の準備に時間を要し、利用しにくい状況にあるとも聞いております。したがいましてこれらの状況を踏まえ、黄檗公園に隣接をいたしまする水道部の五ケ庄配水池増設事業の配水池上部の有効利用を図る観点から、弓道場として活用する計画をいたしております。 西宇治体育館に弓道場の併設についての考え方でございまするが、西宇治につきましては先にも申し上げましたように、5年度体育館の基本構想を策定をすることで考えておりまするので、基本構想策定作業の中で、議員ご質問の趣旨を踏まえ関係機関と協議をいたしまして検討をいたしてまいりたいと考えておりまするので、この点ご理解を賜りたいと思います。 次に、西宇治公園の多目的運動広場の架設スタンド、ダッグアウトと夜間照明の設置についてのご質問をいただいておりますが、市といたしましては、まず体育館の早期建設に向け取り組んでまいりたいと考えております。したがいまして今後、体育館の建設状況等を踏まえる中で検討をいたしてまいりたいと、このように考えております。なお、夜間照明の設置等につきましては、ご承知のように公園の周囲は農地でもございます。農作物に影響を及ぼすことも聞いておりまするので、農業関係者のご意見も十分お聞きをいたしまする中で今後検討をいたしてまいりたいと考えておりまするので、ご理解のほど賜りまするようお願いを申し上げます。 ほかに幾つかのご質問をいただいております。それぞれ担当のほうからお答えを申し上げてまいりたいと思います。 以上。 ○議長(野上清一君) 吉川生活環境部長。 ◎生活環境部長(吉川博義君) (登壇)山本議員さんのほうから、近鉄伊勢田駅、小倉駅問題につきましてご質問をいただいておりますが、まず近鉄伊勢田地下駅舎化に関連したご質問にお答えを申し上げたいと存じます。 近鉄伊勢田駅につきましては、昭和3年に旧奈良電時代に当時請願の形で開設をされて以来65年になり、老朽化も進み、また大久保と小倉の狭間にあって東部地域の開発の進展などにより乗降人員も暫増傾向にございます。こうした中で、平成2年6月議会では、伊勢田駅の利用者の安全性と利便性を求める請願が採択されたこと等からも、対近鉄交渉におきまして、東改札口の常設化を基本として強くその実現に向けて折衝を重ねてまいりましたが、近鉄側からは、現状の土地は信号機器などの状況から正規の改札機能としての券売機を初め駅員常駐のスペースもなく、その上、駅員の増は社内的にも困難であるということで大変厳しい見解が示され、逆に近鉄側から、安全性と利便性の向上のためには地下駅舎化案が提示をされまして、1年余りにわたって双方が協議をいたしてまいりました。その結果、先に公表いたしました地下駅舎化案で伊勢田駅の改良を図ってまいる所存でございますので、議会の皆様方におかれましても、ご理解とご協力を切にお願い申し上げる次第でございます。 それでは、ご質問にお答えを申し上げたいと存じます。 まず改札口開設の時間延長問題でございますが、現行7時30分から9時までと、午後5時から7時までの臨時改札となっておるところでございます。このたびの事業化に伴いまして、時間延長につきまして4月の早い時期に延長するという基本的な立場では一致をいたしておりますが、時間等の内容につきましては双方の考え方に大きな隔たりがございます。このため、ただいま議員ご質問にありました事項を踏まえまして、市民の利便性向上に向けまして努力してまいりたいと存じておりますので、ご理解を願いたいと存じます。 次に、地下駅舎化にかかる負担割合という点につきましてでございますが、基本的には構内部分は鉄道側、構外部分、いわゆる自由通路部分は都市側負担というのが他市の事例でもございます。今回の協議の前提として他の鉄道会社の事例を調査研究いたしましたが、総じて先ほど申し上げました負担割合が基本的な考え方でございます。しかしながら本市といたしましては、あくまで、安全性の向上は鉄道側の責務であるとの前提で折衝を重ねてまいりました。その結果、鉄道側から、都市側負担の一部を持つという形で今回の負担割合、すなわち鉄道側の64%、都市側の36%という内容で決着をみたところでございます。 いずれにいたしましても、今回の事業化につきましては、進入路の確保や資材置き場、また工事用事務所の借地など大変困難な状況下にあり、当然そのような状況から事業費全体として、他市ではない要素もあることをご理解願いたく存じます。 最後に、現在の踏切の改善についてのご質問でございますが、確かに人、車の交通量から申しまして、朝夕のラッシュ時はふくそうしている状況にあることは事実でございます。過去におきまして、市道の拡幅整備に伴って踏切の拡幅も改良されてまいった経過がございます。この点から申しますとご承知のように、踏切拡幅につきましては運輸省や鉄道側の対応は大変厳しく、改善ということにつきましては困難な点もございますが、ただいま議員からのご質問や地元の意向を十分近鉄に伝えまして、可能な限りの技術的な手法をもって改善できるかどうかにつきまして近鉄と協議をしていきたく存じますので、ご理解を賜りたいと存じます。 次に、近鉄小倉駅にかかるご質問にお答えを申し上げます。 近鉄小倉駅につきましては、大久保駅に次ぐ乗降客を有し、利用者の利便や地域のまちづくりとしての駅周辺整備が求められてまいったところでもございます。ご承知のように昨年6月、21世紀を展望した地域整備の根幹とも申すべき整備基本計画を議会の皆さん方にもお諮りをいたし、現在地元関係町内にも順次説明会を開催し、本市としての将来のまちづくりの指針となる計画の推進に意を用いているところでもございます。当然、近鉄に対しましてもその考え方を伝えているところでもございます。 本市といたしましても、駅周辺の整備という長年の懸案事項の解決に向けましては、都市計画事業としての積極的な取り組みが必要でもあり、同時に、現段階で近鉄としての駅舎の抜本的な改良という踏み込んだ議論には至っておりません。ただ今回、近鉄側としての駅舎整備計画の一環として、社員の宿泊施設などの点から平屋建てを2階建てに、また自動改札化などの利用者の利便の向上など、当面の改善を図られたところでもございます。したがいまして今後、本市の計画としての東西の地下通路化と将来の近鉄としての駅施設の改良など、本市の整備計画との整合性が図られるよう十分近鉄と協議をしていきたく存じておりますので、ご理解願いたく存じます。 以上でございます。 ○議長(野上清一君) 岩本教育長。 ◎教育長(岩本昭造君) (登壇)教育行政に3点、お尋ねございました。順次お答えを申し上げます。 第1点の、生涯学習センターの機能と運営についてのご質問でございますが、お答えを申し上げます。 人々が生涯にわたって学び続ける資質、能力は、義務教育の段階に形成されるものでございまして、国際化、情報化、高齢化が進展をいたします今日、生涯学習を進めるに当たりましては、学校教育の充実、市民の学習機会の拡充、そして学校教育社会教育の連携強化が大事であるというふうに思っております。そういった意味から、本市生涯学習センターにおきましては、生涯学習への対応、国際化・情報化への対応、総合的な教育相談の三つの機能を持ち、教職員研修教育研究教育資料の収集整備を行い、学校教育の充実振興と活性化を図るということを基本にいたしまして、その施設の特性を生かした市民講座の開設や、学習情報を提供し市民の学習機会の拡充と主体的な学習活動の促進を図ってまいりたいというふうに考えております。 具体的には、本市の教育課題の解決に向けまして、教職員の資質向上と指導力の充実を図りますため、職務別、経験・年数別研修や強化研修、教育機器研修等を実施いたします。また教育研究員制度を充実いたしまして、教育実戦と結びついた研究を推進することにより教育現場に生かしてまいりたいと考えております。また児童・生徒の学力等の実態把握を行いまして、具体的に効果が上がるよう各学校における学力充実に向けての研究、そして実戦を進めてまいりたいと思っております。 教育相談につきましては、幼児や児童・生徒の学校や家庭生活における諸問題についての相談を、専門相談員により総合的に行ってまいります。そのために、心身に障害を持つ子供にかかわる生活、就学相談や指導を初め、現在青少年婦人課で所管しております不登校や生徒指導にかかわります相談、心の電話相談のほか、福祉事務所が所管をしております家庭児童相談も生涯学習センターで行います。家庭児童相談と教育相談を同じ施設で連携して実施をするということはユニークな取り組みでございまして、その成果が期待されているところであります。 市民の学習機会の拡充に向けましては、視聴覚機器コンピュータシステム、LL機器、施設の特性を生かした市民講座を実施いたしますとともに、英語指導助手による英会話講座も実施をいたします。また公民館や歴史資料館等の講座や授業、学習資料等を紹介することによりまして市民の学習機会の拡充を図ってまいります。今後はさらに調整を深めていきまして、秋ごろには運営のより具体的な内容を明らかにいたしてまいりたいと考えておりますので、ご理解をいただきたいと思います。 また、京都府総合教育センターの教員研修の受講状況は議員ご指摘のように、不十分な点が見受けられます。今日まで、市教委といたしましても学校長を通じまして督励もいたしてきたところでございますが、今後も議員のご指摘を踏まえ実効が上がるように努力をいたしていきたいと思っております。 ただ、本市の教育研究所の研修講座におきましては、開設以来年々講座もふえる中で、対象者はおおむね受講しているところでございます。いずれにいたしましても、教育は教師に始まり教師に終わると言われますように、教育におきまして教師のかかわり方が極めて重要でございます。その点、教師が教えることの厳しさとみずから学ぶという謙虚さ、公教育を推進する教育公務員としての自覚を持つことが大切でございます。市教委といたしましては、期待されております生涯学習センターの開設を契機に、教職員研修講座の内容をさらに充実することや教育研究員制度の拡充などを通じ、研修を強化し、教職員の資質向上に努めてまいりたいと考えておりますので、ご理解を賜りたいと思います。 2点目の、複数教師の配置(チーム・ティーチング)の問題についてお答えをいたします。 教職員の複数教員の配置につきましては、議員が触れられましたように、昨年7月に公表されました「教職員定数のあり方に関する調査研究協力者会議」の中間まとめに基づきまして、文部省が第6次教職員定数改善計画を決定して、1年次分を平成5年度政府予算案に盛り込んだものであります。府教委としては、府内の公立小・中学校における教育実践を活性化させるとともに、当面の教育課題である学習指導要領に対応する先進的な研究を行い、その成果を波及させることにより各学校における教育の一層の充実に役立てるために、平成5年度政府予算案の都道府県配分を見込んで加配教員の配置が予定されております。 市教委といたしましては、本市の小・中学校においても教育実践校等4校を(予定いたしておりますが)選定をいたしまして、目下府教委と協議中でございます。協議が整いましたならば、新年度からそれらの学校に対して加配教員が配置されることになっております。 本件につきましては、議員から昨年の決算特別委員会での指摘、ご意見をいただいたところであります。加配教員を配置することによりまして個に応じた多様な教育を推進するため、個別指導、グループ指導、チーム・ティーチングなどの新しい指導方法を実施でき、児童・生徒の興味関心や多様な考え方、理解の仕方等に応じた指導など多様な指導方法をとることが可能となります。今後は、この成果を踏まえまして本制度が充実されるよう、市教委といたしましても府教委に要望いたしていきたいというふうに考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。 3点目のお尋ねございました、不登校問題につきましてお答えを申し上げます。 平成4年度1、2学期の不登校児童・生徒の状況でございますが、児童・生徒の登校拒否は全国的に増加傾向にあり、宇治市におきましても同様な状況下にあるため、不登校児童・生徒の解消に向けまして今日まで取り組みを進めてまいったところでございます。平成4年度1、2学期、学校嫌いを理由に20日以上欠席した児童・生徒数は、小学校におきまして33名、中学校におきましては132名となっております。小学校におきましては、このまま推移いたしますと平成3年度より減少する見込みでございますけれども、中学校におきましてはほぼ横ばいの状態になる見通しを持っております。 これまでの経過と取り組んだ事業のあらましでございますが、宇治市におきましては、平成2年度と3年度2カ年にわたりまして、文部省の「学校不適応問題対策事業」の指定を受け、この問題に取り組んでまいりました。平成4年度は文部省の委嘱事業は終了いたしましたが、不登校問題については極めて重要な問題と認識をいたしまして、市の独自事業として積極的に進めてまいりました。 具体的に申し上げますと、第1点は、不登校問題の解決に当たりまして教職員の指導力の向上を図り、学校が不登校児童・生徒及び保護者の面接を効果的に進めるため心理学の専門家から助言をいただく、いわゆるリフレッシュ教育相談の実施を行いましたが、教師につきましては大変好評で、極めて意義があったというふうに思っております。また、不登校児童・生徒の理解認識を図りますため実施をいたしました事例研究会も、不登校問題が教職員のみずからの課題として認識が深まってきたというふうに存じております。 2点目の、平成4年度は多角的な取り組みを進めますため、不登校児童・生徒を持つ保護者対象の学習会を3回開催をいたしました。このことは、ややもすれば孤立しがちな保護者が同じ悩みを持つ保護者同士の立場で、専門家の話を聞いたり、話し合いをすることによって日ごろの不安が少しでも解消され、子供に適切な接し方ができればと願いまして実施をいたしたものでございます。学習会には延べ200名、懇談会には延べ40名の参加がございまして、この問題への深刻さを改めて認識するとともに、一定成果も上がったというふうに受けとめております。2月24日、第3回目の学習会でございますが、この学習会には私も参加いたしましたが、不登校問題の解決に努力しようとする保護者の様子を見まして、今後、保護者の方が共に語り合える組織をつくるということは大事なことであり、必要なことと思っておりますので、学習会を進めます中で努力をしてまいりたいというふうに思っております。 第3に、学校と行政が緊密な連絡を取りながら不登校問題への克服を図りますため、それぞれの組織が機能的、効果的に役割を発揮するため、学校関係者、行政の担当者からなる不登校問題対策委員会を設置をいたしまして、不登校問題への意見交流、親の学習会、啓発等を行ってまいりました。今後もこうした連携を図ります中で、この問題への解決を図ってまいりたいと思っております。 次に、市教委が実施しております教育相談の平成4年4月から本年1月までの相談件数は268件になっております。平成3年度の143件に比較いたしますと大幅に増加いたしております。その内容は、学習や進路、いじめ、親子関係等多岐にわたっております。中でも、268件のうち不登校に関するものは59%(159件)と多く、市教委といたしましても、これにかかわる教育相談の重要性を深く認識をいたしたところでございます。今後とも、児童・生徒への指導援助や保護者に対します啓発や指導助言の充実を図りまして、あわせて課題解決に向けた取り組みを推進をしていきたいと思っております。 今後の不登校問題の取り組みでございますが、平成5年度におきましては、昨年の6月議会で議員のご提案をいただきました内容を十分考慮いたしまして、市教委としましても、現在まで取り組んでまいりました事業をより一層の充実を図りますとともに、新規事業として、不登校児童・生徒を対象にした「ふれあい学習」を、夏休み中の一定期間、府下の研修施設を利用して実施すべく平成5年度予算案に計上させていただいたところでございます。 いずれにいたしましても、不登校問題は今日的な大事な教育行政の課題と認識をいたしまして、府下でも先進的にこの問題を取り組んでまいります。しかしながら、今後もこういった事業を積極的に推進することによりまして、不登校問題の解決に向け、議員ご指摘のことを踏まえまして着実に取り組んでまいりたいと考えておりますので、ご理解をいただきたいと思います。 以上でございます。 ○議長(野上清一君) 山本正君。 ◆(山本正君) 2回目の質問を行いたいと思います。 それぞれの課題に非常に丁寧に回答をしていただいたというふうに思います。今日段階では私自身、これまでから課題をそれぞれ言っていましたので、大きな前進が図れたというふうに評価をしておきたいと思います。 関西新空港の開港に向けてのアクセスについては、市長が非常に強力にリーダーシップを発揮してと、こういうふうに申されておりますので、リムジンの問題については、特に市長、理事者が出かけていくというような強力な姿勢でぜひ実現をしていただきたい。 それからJR奈良線については、ワールドサッカー等も叫ばれておる中で、やはりぜひ複線電化をし、JR奈良線においても、この直通に向けてのアクセスとして機能するように市からも要望をしていただきたい、要望にとどめておきたいと思います。 近鉄伊勢田駅の問題につきまして時間延長、これにつきましては昨年の調査費を計上した時点で、それぞれ30分ずつ近鉄側から延長してきているわけですけれども、請願の趣旨に沿い、安全の面を近鉄が認めるなら、企業責任としてやはりこれは、まあ常駐化ということは今日段階では難しいかわかりませんが、ぜひともいまよりも時間を延長し、4月早々には明らかにするように、さらに強く要望していただきたい、このように思います。比率の問題については、市当局として非常に努力の成果がこのように市の負担分が36%になったというふうに評価をしておきたいと思います。 踏切上の問題については、地元も強い要望もありますし、駅舎化をしたから、もうこれで問題は済んだということにはならないというふうにも思いますので、地元の意向を踏まえて強力に進めていただきたいと思います。 近鉄の伊勢田駅は、共産党の皆さんは近鉄との交渉によって実現したというすでに市民にPRをされていますけれども、共産党の人たちが近鉄に行ったときに、改めて近鉄から地下駅舎化が提案されたということであって、共産党が地下駅舎化を求めていったものではないと私は思いますし、市当局が強力に進めて今日を迎えたということを改めて私自身は確認し、市民にやはりもっと・・・(地方自治法第129条及び会議規則第80条の規定により削除)に対応していただきたいというような考えをもっているところでございます。 それから続いて西宇治体育館の建設問題についていきたいと思います。 この中で障害者の問題については少し答弁が抜けていましたので、要は黄檗体育館も障害者にスロープ、階段、それからトイレ、それから視覚障害者の卓球など配慮されていますけれども、やはり車いすのバスケット、あるいはその他障害者向けの総合体育館として、やはり期待もされていますので、その辺を踏まえて再度これは質問をしたいと思います。 また、西宇治体育館に同時に多目的広場の改築、改善を申し上げましたけれども、これはやはり体育館の建設と同時に、何とかダッグアウト、あるいはナイター設備というのは非常に期待が大きいわけで、特にナイター設備は農作物と申されますけれども、今日の照明器具はカット方式等非常に技術改良がされておりまして、もっと軽々に農作物に影響というふうに思わずに、市として十二分に検討されて、前向きに市民ニーズにこたえていただきたい、このように要望をしておきたいと思います。ここの中では障害者の問題についてお答えを願いたいと思います。 教育長から種々非常に丁寧なお答えをいただきました。生涯学習センターの機能の運営については、やはり教育長みずからが他の課、あるいは財政、あるいは推進機関に乗り出していただいて、秋ごろにめどというこの内容を十二分に詰めた結果を早く議会に提案をしていただきたい。教育長に大いに期待をしておきたいと思います。 それから教職員の資質向上に向けた研修のあり方ですけれども、教育の問題はもちろん本人、親、これは当然しつけの問題として大切ですけれども、教育の問題を語るときに、教職員の内容を抜きにして教育を語ろうと思えば思うほど非常に矛盾を起こすのじゃないか。教育の資質向上というのは、当然親も子供も求めているものでございまして、こんなに総合教育センターに出かける実参加者数がいまだに違っているということは、他都市に比べても劣っている。そしてその劣っている宇治市においてまたこれだけの差があるということを十二分に認識していただいて、親である市民からの強い教育職員の資質向上を求める声に、ぜひ教育委員会はまじめにこたえていくように要望をしておきたいと思います。 複数教師の配置、まあちょっとあれですけれども、この問題は実は複数教頭制を実現するように要望したり、あるいはいわゆるチーム・ティーチング、その他いろんな形で答申、まあ中間まとめがされていますけれども、この中で複数教師の配置、いまこれは4校やられるということですけれども、私はあくまでも学校現場が望んでいるのは、まあ4校でも一歩前進ですけれども、望んでいるのはあくまでも帰国子女とか、いわゆる外国の方、ニュージーランドも宇治市の小学校に来た経過もありますけれども、英語の教師、あるいはまた登校拒否児への問題、あるいは現行中学校においては、数学の先生がむしろ文系に比べて少なくて弱っているような実情、それから小規模になることによって、先生の基準の加配措置がカットをされて非常に運用に困る。こういうような問題も学校現場にはたくさん内在するわけでございまして、むしろそういう問題を十二分に事前に把握していただいて、府教委と来年度以降、さらに複数の教師、あるいは教師の加配について、強力に取り組まれることを要望をしておきたいと思います。 それから不登校の問題については、平成5年度新しい施策も取り入れていただきました。あと、豊中市が実施しているような学生ボランティアとか、あるいは精神科医をどのように位置づけるのか、まあ一部回答はありましたけど、そういう問題も財政とのからみはあると思いますけれども、いいものは早く取り入れて、不登校は不登校だけの問題じゃなしに、今日の教育全体の問題だということをぜひとも認識していただいて、施策を展開していただきたいというふうに思い、2回目の質問を終わります。 ○議長(野上清一君) 石井助役。 ◎助役(石井常夫君) (登壇)西宇治体育館の建設問題に関しまして障害者向けのいろいろなことをどうするのかということでございますが、当然宇治市として建設するわけでございますので、いわゆる身障者の福祉基準にのっとって体育館は建設していくということになりますので、スロープとかエレベーターとか、そういうものは設置してまいることになるというふうに考えております。 また、その中で身障者も運動ができるような施設をどうしていくのかということでございますが、これは今年度中、5年度中に基本構想をまとめてまいりたいというふうに考えておりますので、身障者の方々の要望等も十分お聞きする中で構想をまとめてまいりたいというふうに考えておりますので、ご理解いただきたいと思います。     (川原議員「議長、議事進行」と言う) ○議長(野上清一君) 川原一行君。 ◆(川原一行君) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(地方自治法第129条及び会議規則第80条の規定により削除) ○議長(野上清一君) 後ほど議会運営委員会で私のほうで処理いたしますので。 以上で一般質問を終結いたします。 お諮りいたします。 この際、日程に追加し、会議録署名議員の補充指名を行うことにいたしたいと思います。 これにご異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ご異議なしと認めます。 よって日程は追加されました。----------------------------------- △日程追加 会議録署名議員の補充指名 ○議長(野上清一君) これより日程追加、会議録署名議員の補充指名を行います。 会議録署名議員菅野多美子君が本日欠席のため、会議規則第81条の規定により、地上一男君を会議録署名議員に補充指名いたします。-----------------------------------
    議長(野上清一君) 以上で本日の日程は全部終了いたしました。 本日はこれにて散会いたします。 次回は3月12日午後1時30分より会議を開きますので、ご参集願います。     午前11時25分 散会 地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。                宇治市議会議長   野上清一                宇治市議会副議長  川口信博                宇治市議会議員   浅井厚徳                宇治市議会議員   地上一男...